2015年にとうとう返還が決まったそうで(といいつつ毎年言っているような気も….)
今年がラストになるかもしれない、根岸米軍住宅でのフレンドシップデー。
初めて知った年以降、春と夏の2回訪れ
いつしか出店メニューやバンドの演奏曲まで覚えてしまい
マンネリでなかったかというとウソになりますが
やっぱり最後だと思うとさみしい。
この目で見られるうちに、この足で歩けるうちに記憶を重ねておきたい。
芝生にシートを広げて、アンソニーズピザと
軍の家族による手作りこってりチーズケーキというアメリカンなメニューをいただき、
施設内の映画館に向かいました。
上映されていたのは『アナと雪の女王』。
関係者のための映画館なので全編英語というネックがありつつも
それでも女性の描き方がとても魅力的で
ベースに流れるトラウマの解放と自己表現の過程も相まって
すっかり物語の世界に引き込まれていきました。
帰ってから調べてみると、
今、日本でもちょうど上映されているのですね!(…..もしかして誰もが知ってる!?)
松たか子さんの吹き替えで主題歌もアップされていて
母国語で改めて聞いてみると、今の気分にぴったりでしみじみ……
こちらは英語版のオリジナル。
こういう言葉が聞きたかった~、言われてはじめて気づく内面という印象で
これまたしみじみ……
最後に25ヶ国語バージョン。
韓国語と広東語がもう人ごとに思えなくて(入っててよかったね!的な^^;)しみじみ……
今日、この映画に出会えてよかった。
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記事最初の写真は、今回はじめて入ることができた、ALL HANDS CLUB内の食堂。
barスペースは開放されていたのですが(これがまたとても安い!)
食事はどんなところでするのだろうかと気になっていたのです。
壁のあらゆるところに日本的なモノクロ写真が飾ってあることを今になって知る。
昔は施設全域がフェンスもなく、出入り自由な雰囲気だったそうですが
9・11の影響等でだんだんと閉ざされてゆくようになり
こうして年に2回の機会もなくなる可能性が高くなり、
いろいろ思いは尽きませんが、また何らかの形で触れ合える日が来ますように。
樂庵 かなざわ
RAKUANのおしごと