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節分も立春も旧正月も過ぎ、今日はもう桃の節句、ひなまつりなんですね!

1月半ばから2月末までほとんど眠りの中にいたような日々だったので
まだ正月明けくらいの感覚で本当にびっくりしてしまいます(おい!)

とはいいつつ、愛してやまない山手の洋館で、
ひなまつりのおもてなしのワークショップが開催されることを知り
先月早々に申し込んでいたのでした。

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会場の山手111番館。
遊び心いっぱいの雛人形があちらこちらに飾り付けられていました。

しかもワークショップは普段は非公開の2階で開催とな!
ああ、この空間にいられるだけでもうれしいのに
学びながらお茶やお菓子をいただける日が来ようとは…

Mono

ひなまつりになぜ、桃と菜の花を飾るのか。
桃には邪気を払う霊力があること、実がたくさんなることから子孫繁栄を願う心が
菜の花には、ぼんぼりに灯りをともすための菜種油が実ることからだそう。

こうしたゲストの心を潤わせる話を知っておくことも
おもてなしのひとつ。

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講師の為谷一重先生が教えてくださった、ぽち袋。
来客をお見送りするときに、お礼の言葉とともにお渡しするためのもの。

室町時代から伝えられている折り方で
のりもはさみも使わずに
細長い紙(短辺:長辺=1:3)がわずか10分ほどでぽち袋に変身しました。

この後は身近な材料でできるテーブルコーディネイトとティータイム。
季節の色の大切さ、器の置き方、素敵に見せる工夫、
どれもこれも、相手を思いやる心から出るもの。

今日の為谷先生も、小さなお重にぴったり合うサイズの
桜餅を何軒も探してくださり、となりの菱餅には金粉をあしらう。
さらにパステルトーンのあられを添え
その美しい色合いを最初から見せるのではなく
和紙をのせ、食べるときにそっとよけると目に飛ぶ込むように仕掛けてくださいました。

実際にいただいてみると、
早く開けたくて、のぞいてみたくてうずうずします^^
美しさとおいしさを2倍にも3倍にも楽しめるんですよね。
そしてとっても豊かな気持ちになる。

相手をどう喜ばせようか?
小さいけれど、ワクワクした思いの積み重ね。
この心さえあれば、一見どこにでもあるものなのに
素敵なテーブルコーディネイトのアイテムに変身させることができる。

日本はやはり「おもてなし」の文化だなあと体感できたひと時でした。

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樂庵 かなざわ
RAKUANのおしごと

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