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この写真は1か月前に撮影したもの….
今頃、当時を振り返って、おおお気持ちよい空だと思い返したりしています。
どうも自分の心はこの時点で止まっているようで
心を消化吸収するには、ある程度時間がかかるもんだなと感じています。

行動の消化吸収はその時点で完結するし
頭の消化吸収は、分析が終わればいいのでこちらもまあそんなに時間はかからない。

しかし、心の消化吸収だけは
「感じ切る」これが終わらないと、進まないもんだなーとおもいます。

最近は「書く」ことが本当に苦手で、メールの返信さえもろくにしない体たらくなのですが
思えばこの書くという作業は、めっちゃ消化吸収を助ける気がします。
今日はがんばって書いてみよう!!

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11月4日、ご近所のカドベヤでのまつりを無事に終えることができた。
このまつりは昼のカドベヤをいっしょに主催している、Kさんとの会話からはじまった。

Kさんは筋肉系の難病を患い、今は働くことができないが、
寿地区でボランティアを活発にされている。
しかしなれど、ボランティアの世界にも悩みはある。

「いつも指示待ちで、周りの意見に右往左往するしかない自分の人生がいやだ」
「やることがないことが一番つらい」とKさん。

なんだか魂の叫びのように聞こえて
「じゃあ、まつりでもやってみませんか?」と言ってしまった。
Kさんは大喜びをして、やりたい!!と目を輝やかせた。
「難しいことは一切無しで、ただ楽しめる場をつくりたい、みんな喜ぶよ!」と語った。

男Kさんが立ち上がった瞬間。
カドベヤまつりの実行委員長になっていただいた。

じつはその数日前から、カドベヤとは直接関わりのない方たちから
「まつり」というキーワードを幾度か投げかけられていたのだ。
しかし、まつりをすると、面倒なことが山積みになるのは目に見えていた。
なかなか腰があがらなかった。
けれど確かに、まつりは人や組織を成長させる場にもなる。
期間限定だし何とかなる、突っ走ってみようとスタートした。

いろんなことが起きたが、結果的にわたし自身が1番成長できたのは
「人に頼る」ということの大切さを身をもって教えてもらえたことだ。

解離性人格障害を患うNちゃんと、分裂症を患うIさんと準備を進めていたときのことだ。
二人とも自分をいつも病気だというのだけれども、
このときばかりは出す案、出す案が的を射ていて、話し方まで明晰なのだ。
さらにはもともと感性が鋭いので、ためしに描いてもらった絵などもウマイ!

あれ、二人ともこんなキャラだったっけ!?と驚いてしまったが
だからといって、あれこれ頼んでしまっては
せっかくカドベヤに来てくれるようになったのに、負担になるのではないか?
もしもOKしてくれたとしても、わたしに気を遣って今後NOと言えなくなるのではないか?
何よりわたしは人に物事を頼むのがすごくすごく苦手なのだ。
あれこれ考えて、言いよどんでしまった。

すると…..

Nちゃん 「わたしたちを頼って欲しい」

というではないか!

Nちゃん 「わたしたちは、社会的に通用しなくなって責任も果たせないから
自分がここにいてはだめなんじゃないかといつも思っている。
だからこんなことお願いするのもすごく勇気がいる。でも…..頼って欲しい。
Iくんもそうだよね?」

Iくん「自分がやったことが喜ばれると、明日を生きる希望になります。灯りになります。
でも自分は迷惑な存在だから」

Nちゃん「NもIくんも、できないことはできないと言えるようにならなくちゃいけない。
それは努力しなくちゃいけない。でも自分でも役にたてるなら本当にうれしい」

誰にも頼りにされないことは、確かにつらい。とてもつらいことなのかもしれない。

けれどそれ以上にあまりにも嘘のない、それこそ無償の愛に、体の奥が震えてしまった…..
こんな何気ない日常で、こんな宝の場面に出くわすなんて….

そして、わたしは頼ることができるようになった。

二人がいなければ、まつりは成り立たなかったほど力を発揮していただいた。

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できる限りのことは精一杯して迎えた当日。
それでも、口には出さなかったけれど、みんな心の中で
「誰もお客さんが来てくれないんじゃないか」と思っていました。
料理も結構おいしそうにできたし、みんなで食べればいいよね!?なんて
妙な慰めを思いあいつつ。

ところが、開店前から行列。
作っても作ってもなくなる料理、カドベヤに溢れかえる人、人、人…..
だれもが起きていることを把握できないまま一瞬で閉店時間になった!!!!

なんだったんだろう……あれ………..
そんな感じでした。

今から思うと……やっぱりわからないな^^;

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樂庵 かなざわ
RAKUANの
おしごと

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