最近は二つの祭り準備に、日常業務の傍ら取り組んでいます。
ひとつは、11月3日(土)に横浜中華街「きたもん祭」で、獅子舞の演舞。
もうひとつは、11月4日(日)に慶應義塾大学の横山先生チームと行う「カドベヤまつり」。
とうとうわたしは、、、獅子舞を!? 祭りを!?と
我ながらはてなマークいっぱいになりつつ今日まで来ましたが、
急にその伏線が見えてきました。
何はともあれ、とにかく告知しないと始まらないと
昨日、横山先生をお連れして地域へ挨拶回りに行きました。
(樂庵開業の時でさえしなかったというのに!^^;)
中村町地域ケアプラザをたずね、
地域福祉のコーディネーターの神谷さんから聞いたのが
この地はかつて「セツルメント」という取り組みがなされた、
日本でも数少ない場所であったこと。
しかし、横浜市を飛ばして県が直接関与していたため資料が残っておらず
ブラックホールのような歴史になっているとのこと。
セツルメントとは、日本語に訳すると隣保施設(事業)なのですが、
かつてイギリスではじまった運動で
生活水準の低い地域に、大学や医療者が地域密着でいっしょに住みながら
改善策を見出していった取り組みとのこと。
確かに樂庵一帯は変わった地域で、
すこし歩くと行くと、ドヤ街があり、かつては遊郭だった場所があります。
しかし逆方向に数分離れると、高級住宅地があり元町商店街がある。
横浜の光と影が同時に共存しているというのか、
そんな歴史があっても不思議ではない気もします。
どうしよう、、、すごく興味のある分野かもしれない。。。と
ドキドキしながら話の行方を見守っていると、
なんと、横山先生が大学で研究してきたことのひとつが
セツルメントだというではありませんか!
先生自身は、寿町に入ったつもりだったので、
本物のセツルメントをこんな近くでやっていたことを知らず。
わたし自身も、まさか自分が住む地がそうだったとは知らず
先生とも「今日のカドベヤをどうするか」という話が主体で
セツルメントを研究されてきた方だとは知らなかったわけです。
中村町地域ケアプラザも、神谷さんも、そして横山先生も
何年も何度もお会いしているのに見えなかったものが
今になって符合し、浮かび上がり、それに心を動かされるという。。。
これからどうなっていくのかまったくわかりませんが、
防備録も兼ねて書き留めておきます。
樂庵 かなざわ
RAKUANのおしごと