火曜日は本当に久しぶりにご近所のカドベヤに伺いました。
昨年はお休みしていたのですが、
その間にほぼ毎回参加してくれていたOさんとNちゃんが星になってしまいました。
ふたりとも、会っただけでこんなに喜んでくれる人っているのかな?と思うくらい
会うたびにそばに来て「うれしい」と全身で表現してくれて
面倒くさいと感じたこともあったけれど、やはりわたしもうれしかったのでした。
そんな「カドベヤ」にとっても深い悲しみを乗り越えた後だからなのか
どこかしらスッキリとしていて
少しのことでは揺るがない立派な「居場所」になっていることをまずは感じました。
今回伺ったのは、かねてから依頼してくださっていた
太極拳の案内人をするためでした。
鍼灸や心理学のワークショップは10回程度させていただいたのですが
太極拳はわたし自身が勉強中なので辞退し続けつつも
なんだかんだと横山先生のお顔を見てると引き受けてしまったのでした。
しかし、フタを開けてみると、今までやったどの回よりも楽しかったという!
運営サイドにいながら案内人をしていたときは
「カドベヤにとって必要なことは何か」
「何かひとつでも持って帰っていただけるように」
「少しでも元気になれるように」
「今できるベストを尽くそう」
などなど、思っていた気がします。
もちろん、これらはよいことでおそらく正しい。
しかし、休んでいる間に気づいたのです。
みんながうれしいのはそこだけではない、ということに。
わたしが全部するのではなく、助けてもらえばいい、任せればいい。
ただ一緒にいる、それだけでいいということに。
そんな理由で、まだまだ下手くそな太極拳なのに、NO準備(笑)
みんなもやっぱり下手くそで
たくさん動き、たくさん「わかんない!」と騒ぎ、たくさん汗をかき
夢中になっているうちに時間になりました。
「もっとやりたい!」
そういってもらえて
これでよかったんだ…とホッとするような、びっくりするような…
それにしても毎週必ず開催するというのは本当に大変なことで
実際に311の地震のときも、台風のときもカドベヤは開いていて
そして不思議とそんなときほど人が集まってきていて。
「ただ一緒にいる」それのなんと偉大なことか。
大切なことに気づけた火曜日でした。
樂庵 かなざわ
RAKUANのおしごと