『アナと雪の女王』。
どうしても気になって劇場に足を運びましたが、
根岸米軍住宅で観たときの3倍感動してまいりました。
(英語だと3割しか分からなかっただけですね….あはは^^;言葉って大事だな…. )
先日は途中入場したため、
大人になってからのストーリーしか分からなかったのですが
冒頭に幼少期~成人するまでの描写がありました。
これが始まって5分もしないうちに涙腺が……
何が琴線に触れたのか振り返ってみると
ふだんはまったく思い出さない、
姉との記憶がよみがえったからなのだろうと思います。
わたしには2歳年上の姉がいますが、
今はもうお互いに中年(笑)になり
口を開けば世知辛い話題も多くなり
干渉しあわない距離感が心地よくなり
住まいが遠く離れていることもあり
何年も会わないことが多々ある関係になっていました。
ところがちょうど1か月前に
「横浜のお店を予約したから美味しいものをお腹いっぱい食べよう」と
突然、上京してきて3年ぶりに会ったのです。
もしかして、気にかけてくれていたのかなと引っかかっていたせいなのか…..
映画の姉妹の描写を観ていると、
寝ている姉のまぶたを無理に開けて遊ぼうとしたなぁ
わたしが大火傷をしたせいで姉は祖父母にあづけられたのに我慢してくれたなぁ
姉も学生なのに、わたしの入学や成人式のお祝いを送ってくれたなぁ
自宅まで帰るのが面倒になると姉のアパートにもぐりこんだなぁ
どんな夜中でもノックをするとすぐ扉を開けてくれたなぁ….
姉の不器用な性格と同時に
ちゃんと幸せな瞬間があったことが思い出され、温かい涙があふれました。
映画館を出ると、いつのまにか日が暮れて、大きな大きな月がのぼりはじめていました。
姉と話していて、今回改めて気がついたのが、
親への思いがまったく違うということ。
同じ人物なのに、立場によって解釈によってまるで別の人間のようになる。
記憶というのは、やはり自分の思い込みで成り立っていますねー!
別の視点から振り返ってみると
「幸せな瞬間」もたくさんみつかるのかもしれません^^
樂庵 かなざわ
RAKUANのおしごと