年始から取り組み始めた
サルスエラ(スペインの伝統歌劇)、『ロンダに咲いた桜』の公演が終わりました。
脇役の中の脇役での出演にも関わらず、前日は眠れぬ夜を過ごし
(三年がかりで準備した国家試験の時でも熟睡できたというのに^^;)
心と頭と身体にたくさん汗をかきました…
しかし参加させていただいて本当によかった。
特に総合監督の桜田ゆみ先生との出会い。
芸術家の凄みさえ感じる情熱と愛情。
お客様を盛り上げるのはもちろん
主役を輝かせ
後進にこれでもかというくらいスポットを当てて
ボランティアスタッフも一人残らず紹介し…
「キャリアも役柄も関係ない!!! 前に出なさい!!!!!」と
わたしも激しく怒られましたが、まったく嫌な気持ちがしないどころか、
自分の欠点を見抜いてもらえてありがたいような気になる。
本気の人の言葉だから受け止められるんですね。
舞台を通してスペインと日本の架け橋の歴史を明らかにし
(大使館関係者の方々もたくさんいらしていました)
後世に記録を残す。
いったい何重の仕事がクロスしていたことでしょう!
五感に残る、プロの洗礼。
これまでいくつかの合唱団で歌ったことはありましたが、別次元でした。
音楽家のそばで歌うと、細胞の隅々までエネルギーがめぐる。力が漲る。
こんなに気持ちいいものなのかと初めて知りました。
そして、プロ集団の出来上がった舞台も好きですが
こんなふうに市井に入っていくことが本当に素敵なことだと感じました。
わたしも医療や治療の分野で、もっと一般の中に入っていきたい。
(そう感じていると、すぐに講演のお話をいただきました…現実化が早い!
参加型のイメージがどんどん湧いてきました^^)
普段と違う時間を過ごしたせいか、しばらく眠くてしかたありませんでしたが
地元の方と関わって、ゆっくり時間を過ごしていると回復してゆきました。
しかし、ああ、見えないところで何かがザクザク動いている気がします…
樂庵 かなざわ
RAKUANのおしごと